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青少年教育賞

青少年教育賞とは

  1. 東京キワニスクラブの恒例の事業として 昭和60年に設定され 青少年教育委員会が担当 年一回受賞者を選考。
    5 月〜6 月末に表彰を行う。( 平成4 年度は7月)
  2. 授賞の対象は 東京キワニスクラブの「キワニス社会公益賞」と範囲を区分し 国際的な活動も含む。
    青少年の健全な育成に努めた個人又は 団体を表彰するものとする  ( 範囲は関東甲信越) 。
  3. 本年度の授賞に関しては委員会での討議の結果青少年教育賞については社会法益賞のような分野の絞り込みをしないが、東京キワニス会員の身近な方の活動を優先して取り上げることとした。
  4. 表彰場所は例会場とし表彰状又は 表彰楯(KI 本部製) を副賞( 金一封) と共に贈呈する。
  5. 上記に対する広報活動をする。

≪歴代受賞者≫

第1回(昭和60年度)
【非行】:『東京少年補導員連絡協議会』 (本部と支部7)
(校内暴力、暴走族などの少年非行の発生が激増し、大きな社会問題となった情勢を背景に、地域社会にあって少年非行の防止に献身的な活動を推進)
第2回(昭和61年度)
【青少年の健全育成】:・修養団 ・日本青年奉仕協会 ・全日本鼓笛バンド連盟
(いずれの団体も青少年の団体活動を振興し、或いは青少年の社会への参加と連帯のためのボランティア活動を推進、青少年の国際交流事業にも協力、支援) (団体3)
第3回(昭和62年度)
【青少年の健全育成】:・ハーモニーセンター (団体3)
(体験教育を柱にしながら青少年の健全育成に大きな成果をあげている)
・青少年交友協会(青少年の社会性の涵養と体力の向上を図るため自然に親しませ、相互の交流を図り健全な育成に資する)
・育てる会(社会教育活動の指導者の育成)
第4回(昭和63年度)
【難民児童の相談活動】: (社福) 日本国際社会事業団 伊東よね
(わが国のケースワーカーの先駆者として国際的な視野に立ち、長きにわたり混血児、難民児童などの相談、援助活動を行い多くの恵まれない青少年の健全育成に寄与)(個人1) 、(「里親」事業を通じ、広い児童福祉活動に貢献、恵まれない子供達の福祉に多大に寄与)(団体1)
第5回(昭和64年度)
【里親】
・埼玉県里親会            (個人1)
・横堀ホーム代表者 横堀哲夫 (団体1)
(「里親」事業を通じ、広い児童福祉活動に貢献、恵まれない子供達の福祉に多大に寄与)
第6回(平成2年度)
【麻薬】: メリノール宣教会神父ロイ・アッセンハイマー
(薬物依存症リハビリセンター"DARC" ディレクター) (個人1)
(薬物依存症に悩む多くの未来ある青少年を社会復帰させた)
第7回(平成3年度)
【青少年ボランティア】:全国VYS 連絡協議会会長 三好清隆 (個人1)
(障害児と健常児のふれあい活動など数多くのボランティア活動を実践)
第8回(平成4年度)
【留学生の相談活動】: ボランティアグループ留学生相談室 (団体1)
(長年にわたり豊富な情報源を駆使し、きめ細かな配慮と適切なアドバイスによる留学生の相談活動)
(自分の責任で自由に遊ぶ場所、自分で遊びを創造していく冒険遊び場を提供し、子供達の創造性、自主性を養うことを援助)
第9回(平成5年度)
【青少年の健全育成】: 羽根木プレイパーク (団体1)
(自分の責任で自由に遊ぶ場所、自分で遊びを創造していく冒険遊び場を提供し、子供達の創造性、自主性を養うことを援助)
第10回(平成6年度)
【精薄児指導】: 精神発達障害指導教育協会 (団体1)
(障害を持った青少年が一般社会に定着できるように指導、訓練)
第11回(平成7年度)
【ボランティア活動】: 「芝の会」 (団体1)
(ベトナム難民の子女の保育への協力・学習指導、現代の競争社会に地道に実践してきた女性の憩いの場「緑の家」創設、ベトナムの青年の大学入学準備支援の基金活動)
・代田おもちゃライブラリー (団体2)
(障害児のノーマライゼーションを期して健常者とおもちゃを通してコミュニケーションを図る活動)
第12回(平成8年度)
【ボランティア活動】
・二子おもちゃ図書館「ぽっぽ」
・代田おもちゃライブラリー     (団体2)
(障害児のノーマライゼーションを期して健常者とおもちゃを通してコミュニケーションを図る活動)
第13回(平成9年度)
【ボランティア活動】: 理数専門点訳会シグマ (団体1)
(ボランティアによる理数専門の点訳活動)
第14回(平成10年度)
【ボランティア活動】: バクの会 (団体1)
(登校拒否、非行、心身障害の子供を抱える親達の相談相手になり、非行や心身障害の子供の立ち直りを支援している)
第15回(平成11年度)
【青少年の健全育成】:こども王国首脳会議 (団体1)
(全国の小中学校を対象に参加者を公募し、参加した学校は数名からなる王国をつくり、環境保全問題、文教福祉問題、地域振興問題、平和の問題等のテーマで首脳会議を開き、意見発表を行う)
第16回(平成12年度)
【青少年の健全育成】:CEP・子どもひろば (団体1)
(子供を暴力から守るための教育プログラムを実践している団体、ボランティアで小学校などで自分を守ることをロールプレイを通じて教えている)
第17回(平成13年度)
【青少年の健全育成】:源 吾朗 (個人1)
(歩行者天国、公園、幼稚園、小学校などで大道芸をボランティアで行っている)
青少年自身のボランティア活動 Junkoアソシエーション (団体1)
(明治学院大学の学生が中心になり、ベトナムの児童を支援する活動、経済的な理由で学業を断念した児童を奨学金で支援し、アジア地域全体に貢献し得る人材の育成)
第18回(平成14年度)
【青少年自身のボランティア活動】:あゆみの会ファミリーキャンプ (団体1)
(自閉症的な障害を持った子供達を中心に家族、健康な体を持った青少年達と一緒にキャンプをし、文教大学を中心として学生ボランティアがお世話をする。)
第19回(平成15年度)
【青少年自身のボランティア活動】:淑徳短期大学非行問題研究会 (団体1)
(宿泊提供施設小豆沢荘での学習指導活動を通じ、母子家庭の低学年の子供の非行防止に寄与)
第20回(平成16年度)
【青少年自身のボランティア活動】:国際基督教大学点訳サークル (団体1)
(点訳サークル活動が契機となり、大学も1981年以来盲学生の受験を公式にみとめた。)
第21回(平成17年度)
【青少年自身のボランティア活動】:明治学院大学ボランティアグループ「おもちゃびん」 (団体1)
(入院中の子ども達と一緒に遊ぶことにより、病気と不安な、心細い、寂しい状態の子供を慰め、励まし、病と闘う勇気をもってもらう活動)
第22回(平成18年度)
【青少年自身のボランティア活動】:立教大学「GIRLS'FRIENDLY SOCIETY」
   (重度障害児施設、精神障害者ケアのためのホーム、元ハンセン病患者家族、知的障害児施設、老人ホームなど多岐にわたり活動。)

特別賞:【学園でのボランティア活動】:田園調布学園中等部高等部
(未成年の生徒に対し、ボランティア活動に参加するよう指導)
第23回(平成19年度)
【青少年自身のボランティア活動】:国分寺子どもクラブ(一橋大学、津田塾大学、東京学芸大学ほか)
第24回(平成20年度)
【青少年自身のボランティア活動】:大正大学障害児問題研究会(ちゃぼとひよこ)
第25回(平成21年度)
【青少年自身のボランティア活動】:早稲田大学グローブプロジェクト
第26回(平成22年度)
「青少年自身のボランティア活動」:最優秀賞 「CCS世界の子どもと手をつなぐ学生の会」
優秀賞   「CFFジャパン」「都立野津田高等学校手話部」
第27回(平成23年度)
最優秀賞 Live on(自死遺児たちのこころのサポート)
優秀賞  東京少年友の会学生ボランティア(非行をおかした少年たちの更生保護活動)
STREET介護ファイターTOMOYA(音楽とダンスを通じた障害者支援)
第28回(平成24年度)
最優秀賞 ガクボラ(経済的困難を抱えた子ども達への教育支援)
優秀賞   ゆるかも(カンボジアでの児童買春問題解決に取り組んでいる)
信州ライポ隊(非行少年の立ち直り支援)
第29回(平成25年度)
最優秀賞 身延山高校手話コミュニケーション部
優秀賞   群馬県ガールスカウト連盟「小さな力運動」
明星大学防犯ボランティア隊MCAT
第30回(平成26年度)
最優秀賞 劇団虹
優秀賞   立正大学児童文化研究部
神奈川県警察大学生少年サポーター
第31回(平成27年度)
最優秀賞 自由学園ネパールワークキャンプ
最優秀賞 めぐこ‐アジアの子どもたちを支える会
優秀賞   慶應義塾大学SFC岡部研究会
第32回(平成28年度)
最優秀賞 日本教育再興連盟
優秀賞   多摩大学村山貞幸ゼミ日本大好きプロジェクト
優秀賞   国際ボランティア協会東京多摩クラブ東京八王子クラブ
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青少年教育賞:贈呈式

第32回東京キワニスクラブ青少年教育賞表彰式・交流会の開催

授賞者
授賞者

去る9月10日にドイツ文化会館において第32回青少年教育賞・交流会を開催しました。今回は本年の表彰団体として3団体、ユースフォーラムから5団体、前年度表彰団体から1団体、合計で9団体のご参加を頂き、事務局及び各委員のご協力のもと盛況に終了することが出来ました。
本年の表彰団体は、3団体とも国内で活動されているNPO法人で、組織的にもしっかりとした腰の据えた活動をされており、各々特徴のある評価の高い団体を選ぶことが出来たと考えています。最優秀賞の日本教育再興連盟は、小学校や高校の現場に学生の皆さんが直接入り、教育のサポートをする活動や、復興支援として東北の子どもたちを東京に招き、職業観という観点から2泊3日のスタディーツアーを実施、子どもたちと直接向かい合った積極的な活動を委員会として高く評価しました。優秀賞としては、日本の伝統文化を普及し、日本を大好きになってもらうというコンセプトのもと、年間200日以上の積極的な活動をされた多摩大学村山貞幸ゼミ日本大好きプロジェクト、発達障害児者の自立をサポートするために、10年に亘り学生目線でスポーツや遠足等の活動を継続されている、国際ボランティア協会東京多摩クラブ東京八王子クラブの各団体を表彰させて頂きました。審査を通じて各団体の学生の方とコミュニケーションの機会を持ちましたが、活動をされている方々の真摯な取り組みと熱意が強く伝わってきました。また、今回の受賞を契機に、更なる活動の活性化を目指して行きたいとのお話も頂き、青少年教育賞の意義を十分満足出来たのではないかと思います。
本会のもうひとつの目的である各ボランティア団体の交流会に際しては、吉田前会長の司会で、SLPの紹介も含めて盛り上げていただきました。交流会に関しては、普段中々接点のない団体同士、有益な時間を作ることが出来たと思います。また今回参加出来ませんでしたが、SLP団体の武蔵野大学からビデオメッセージを頂き、今後のボランティア団体との新たな交流が期待できると考えています。今後、表彰式・交流会に集って頂いた各団体の質量とも備わった活動そのものの魅力や、各団体に参加されている学生の皆さん自身の純粋な志を如何にキワニスの活動に繋げていくか、更には彼らがキワニスと接点を持ったことで如何に活動の質量の向上に繋げるか、ということが益々問われてくると思います。今回の成果と反省を踏まえて次年度の青少年教育委員会の活動に結び付けて参りたいと思います。

(木本健青少年教育委員長)

第31回東京キワニスクラブ青少年教育賞表彰式・交流会の開催

東京キワニスクラブ青少年教育委員長
渡辺 通春

第31回青少年教育賞表彰式・交流会をキワニス日本財団より助成を受けて行った。青少年教育賞受賞団体とキワニス・ユースフォーラム団体およびキワニス会員との交流会が開催されました。

授賞者

授賞者

1. 表彰式・交流会の開催日時
  平成27年9月5日(土)13時半〜17時10分

2. 表彰式の開催場所
  ドイツ文化会館内 OAGホール及び同会館ロビー

3. 第31回青少年教育賞受賞団体
  (最優秀賞) 自由学園ネパールワークキャンプ
  (最優秀賞) めぐこ‐アジアの子どもたちを支える会
  (優秀賞)  慶應義塾大学SFC岡部研究会

4. 当日のプログラムの概要
 (1)開会
 (2)会長挨拶
 (3)受賞団体の選考について選考経過の報告
 (4)表彰式
 (5)受賞団体からの活動報告(受賞3団体から活動状況の報告)
 (6)記念撮影
 (7)キワニス・ユースフォーラムの紹介
 (8)ユースフォーラム参加団体の活動状況報告
 (8)交流会(パーティー)
 (10)閉会

5. キワニス・ユースフォーラム  交流会参加団体
 (1)劇団虹
 (2)かものはしプロジェクト 学生部 ゆるかも
 (3)JUNKO Association SRプロジェクト
 (4)ガールスカウト群馬県連盟
 (5)身延山高等学校
 (6)田園調布学園

6. 当日の参加人数
 キワニス関係者   22人
 ユースフォーラム   6団体34人
 今年度受賞団体   3団体29人
    合計       85人

7. 受賞団体発表と表彰式ユースフォーラム交流会の模様
 (1)受賞団体の活動発表
受賞3団体から活動状況のプレゼンテーションが行われた。アジアの子どもたちのボランティアを数十年続けている2団体は募金活動とともに毎年現地での支援活動を実践しておりネパール震災支援とあわせた現地ワークキャンプの活動報告から学生たちの奉仕活動への気概と長年の継続の力を強く感じた。サイバー防犯ボランティア活動は正義感を失わない青少年の健全な育成に大きく貢献することを期待したい。

 (2)ユースフォーラム参加団体の紹介
キワニス・ユースフォーラムの設立目的と活動について説明の後、各団体の代表者からそれぞれの団体の活動状況についてプロジェクタを使った動画を含むプレゼンテーションにより報告を行ってもらった。

 (3)交流会の開催
交流会はその後に席を移して行われたが各団体ともきわめて活発にそれぞれ自己紹介を行いながら意見の交換を行うとともに、相互の情報交換が行われた。また、キワニス会員との間では、ユースフォーラムやキワニスドールなど当クラブの事業内容や各団体に手助けできることはないか話し合われた。
サッポロホールディングス株式会社より協賛として清涼飲料の提供をいただいた。

8. 交流会の成果
アジアの国際ボランティアの受賞団体はユースフォーラムの活動発表から同じ地域で子どもたちのために活動している仲間と出会えた。防犯ボランティア活動については交流会場で具体的な依頼があったとの報告があった。今後のユースフォーラムを懸け橋とした交流会への期待は数多く出された。

第30回青少年教育賞表彰式と過去の受賞団体との交流会の開催

東京キワニスクラブ青少年教育委員長
磯田 壯一郎

第30回青少年教育賞の表彰式及びキワニス日本財団より助成を受けて行った過去の青少年教育賞受賞団体とキワニス会員及び第30回青少年教育賞受賞団体との交流会が大盛況のうちに行われました。

藤原会長を囲む3団体

藤原会長を囲む3団体

1. 表彰式・交流会の開催日時
  平成26年8月30日(土)13時半〜17時45分

2. 表彰式の開催場所
  ドイツ文化会館内 OAGホール及び同会館ロビー

3. 第30回青少年教育賞受賞団体
  (最優秀賞) 劇団虹
  (優秀賞) 立正大学児童文化研究部
  (優秀賞) 神奈川県警察大学生少年サポーター

前二者は、地域の子どもたちの情操教育への貢献について、その活動が評価されたものであり、後の一者は犯罪にかかわった少年たちの更生への支援活動を評価されたものです。いずれも青少年の健全な育成に大きく貢献したとして今回表彰されました。

4. 当日のプログラムの概要
 (1)開会
 (2)会長挨拶
 (3)受賞団体の選考について選考経過の報告
 (4)表彰式
 (5)受賞団体からの活動報告(受賞3団体から活動状況の報告を行ってもらいました)
 (6)記念撮影
 (7)過去の各受賞団体の紹介と活動状況の報告
 (8)キワニスユースフォーラムの紹介
 (9)記念撮影
 (10)交流会(パーティー)
 (11)閉会

5. 当日の参加団体一覧(受賞団体を除く)
 (1)第1回受賞 東京青少年補導員連絡協議会
 (2)第2回受賞 NPO法人 全日本鼓笛バンド・フォームバトン連盟
 (3)第3回受賞 公益財団法人 ハーモニィセンター
 (4)  〃     公益財団法人 育てる会
 (5)第10回受賞 公益社団法人 発達協会
 (6)第17回受賞 NPO法人JUNKO association
 (7)第22回受賞 田園調布学園中等部・高等部
 (8)第24回受賞 大正大学障害児問題研究会 ちゃぼとひよこ
 (9)第27回受賞 東京少年友の会ボランティア
 (10)第28回受賞 NPO法人 キッズドア(がくぼら)
 (11)  〃      NPO法人 かものはしプロジェクト学生部ゆるかも
 (12)第29回受賞 身延山高校手話コミュニケーション部
 (13)  〃     一般社団法人ガールスカウト群馬県連盟

6. 当日の参加人数
 キワニス関係者    26人
 過去の受賞団体   13団体35人
 今年度受賞団体   3団体12人
    合計       73人

交流会参加全団体による記念撮影

交流会参加全団体による記念撮影

歓談風景

歓談風景

7. 交流会の模様
 (1)各団体の紹介
最初に各団体の代表者に壇上に上がってもらい、それぞれの団体の現状について報告を行ってもらいました。これは、各団体の事業の内容が不明なままでは、そのあとの交流の妨げとなる恐れがあるからです各団体はそれぞれの活動の内容を紹介していましたが、多岐にわたる活動報告は我が国のボランティア活動の多様さと豊かさの一端を表しているものでした。
 (2)記念撮影
その次に各団体メンバー全員の一体感を出すことにより交流会での意見交換をしやすくするように、全員で記念撮影を行いました。
 (3)交流会の開催
交流会はその後に席を移して行われましたが各団体ともきわめて活発にそれぞれ自己紹介を行いながら意見の交換を行うとともに、相互の支援の可能性を探っていました。また、キワニス会員との間では、ユースフォーラムやキワニスドールなど当クラブの主催している事業について内容や経緯、さらには各団体が何か手助けできることはないかなどが話し合われました。このように短い時間でしたが極めて有意義に交流会が行われました。

8. 交流会の成果
各団体のうち、アンケートに応じた9団体からは、今回の企画を称賛する回答があったほか、今後の交流会への期待や、交流会において活動の具体的内容を発表させてほしいとの希望も数多く出されました。
初めての試みなので、いろいろと改善すべき点はありますが、今後の活動に大きな一石を投じた会であったといえます。

第29回(平成25年度)
第29回東京キワニスクラブ青少年教育賞表彰式
「ボランティア活動の明日〜キワニスとともに」
日時:2013年9月21日
場所:ドイツ文化会館 OAGホール

授賞者

授賞者

平成25年9月21日、青山のドイツ文化会館OAGホールで第29回東京キワニスクラブ青少年教育賞表彰式が次の通り開催されました。
14:30 緒方会長開会挨拶
14:35 表彰式 最優勝賞 身延山高校手話コミュニケーション部
優秀賞   群馬県ガールスカウト連盟「小さな力運動」
優秀賞   明星大学防犯ボランティア隊MCAT
15:00 受賞団体の挨拶と活動紹介
15:45 昨年授賞団体から「ゆるかも」と「ガクボラ」による活動経過報告
16:00 各団体代表によるパネルディスカッション(モデレーター磯田副委員長)
17:00 交流会
18:30 豊田青少年教育委員会担当副会長挨拶、藤原副会長閉会挨拶
今年度のプログラムでの新たな試みとして次の2点が挙げられます。
一つは、シンポジウムとして例年のような外部招待者によるスピーチではなく、青少年団体代表によるパネルディスカッションを行った事です。ここでは、各団体が現在抱える問題点や過去にハードルを乗り越えたノウハウ等を発表し合い、それぞれが質問・討議を通じてボランティア活動の現状について共有する事を目的としました。
もう一つは、プログラムの最後に簡単なパーティー形式での交流会を企画した事です。ここでは参加者全員がお互いを自己紹介し合い、活動紹介や討論会で十分話せなかった部分にまで踏み込んで忌憚のない意見交換をすること、また、キワニス会員との世代を超えての交流や団体同士の活動コラボレーションの可能性等についてまで話しあう機会を提供することを目的としました。
実際の交流会で青少年達は、他の団体との情報の共有や協働の可能性を探る場を持つこと、多岐にわたる分野での経験豊かな年配者との交流を通して異なる角度からの情報やアドバイスを得る機会を持つことに大変積極的な姿勢を見せてくれました。
これら初めての試みは、当会で新設されたユースフォーラムの育成発展の方向性を探る意味でも、それなりに意義のあるものだったように思われます。
私は、本イベントの企画運営担当の一人として、東京キワニスクラブが青少年達に「何を提供できるか」ではなく、「彼らが何を望み、何をしたいと思っているか」を学び、それに対して我々が如何に呼応できるか、その方法論と可能性を探求することが今後与えられた課題ではないかと感じさせられました。

◎第28回(平成24年度)
「東京キワニスクラブ青少年教育賞表彰式・シンポジウム」
日時:2012年9月29日
場所:伊藤忠商事(株)本社ビル 10階会議室

授賞者

授賞者

今年度の青少年教育賞の表彰が9月29日(土)、昨年と同様、東京青山の伊藤忠商事の本社で開催されました。
本年の教育賞は、経済的に恵まれない家庭のこどもへの無料学習塾開催などを通じて教育格差解消を目指すガクボラ、現地での活動も含めてカンボジアの児童買春問題解消に取り組むゆるかも、東北大震災被災地での奉仕活動参加などを通じ非行少年の更生に尽力する信州ライポ隊と、いずれもキワニスクラブが目指す青少年、子どもの健全な育成に携わる3団体に授与されました。3団体による活動報告では、被災地や海外での活動を通じて、「非営利組織は人を変えた時に役割を果たす」(ドラッカー)というボランティア活動のミッションが実現され、同時にボランティア自身が変わってゆく過程が生き生きと示され、また昨年受賞の3団体からも、その後の一層の活躍についての近況報告が行われた。
次いで、「明日への架け橋〜ボランティアが切り拓く未来」と題するシンポジウムが開催され、パネリストとして、表彰団体のガクボラと、ゆるかもの親団体かものはしの代表に加え、先に社会公益賞最優秀賞を受賞した勉強レストランそうなんだ!!および伊藤忠記念財団の代表が登壇しました。いずれも青少年・子どもの健全な育成を目指している一方、学生、社会人、企業、海外での活動とそれぞれ異なったバックグラウンドを持つ4人のパネリストにより、ボランティア活動のあり方などに関する意見交換が行われました。参加者からは表彰式とシンポジウムを通じて多くの真摯な奉仕活動が紹介され、かつボランティア活動についての困難や悩みも含めて極めて率直な発言が聞かれるなど、意義ある時間を過ごすことができたとの声が寄せられました。
最後に、東京キワニスクラブによる青少年のボランティア活動支援のための新しい試みとして、最近の受賞団体などに声を掛けた結果、6団体の賛同を得て、若者のボランティア団体の交流のためのキワニス・ユース・フォーラムを結成することになったことが報告されました。

◎第27回(平成23年度)
「東京キワニスクラブ青少年教育賞表彰式・講演会」
日時:2011年9月17日
場所:伊藤忠商事(株)本社ビル 10階会議室

授賞者

授賞者

今年度の青少年教育賞表彰式・講演会が9月17日(土)13:30から17:10まで、伊藤忠商事(株)本社ビル10階会議室で開催された。147名が参加、その中約110名が車椅子利用者を含む一般参加者であった。伊藤会長は開会の挨拶の中で、参加者を歓迎、東京キワニスクラブと青少年教育賞を説明、また表彰される若者達の素晴らしさを紹介された。その後、公益社団法人日本フィランソロピー協会の高橋陽子理事長が、「青少年の社会貢献〜キワニスとともに」という演題で講演をされた。米国のpenny harvestの話、理想を達成するためには本気で人の力を借りるという話、障害者も働けという話などが、印象的であり、大変分かり易い講演であったと参加者がアンケートで回答した。表彰式では、最優秀賞にLive on、優秀賞に東京少年友の会学生ボランテイアとSTREET介護ファイターTOMOYA(SOCIAL WORKEEERZ)が選ばれ表彰された。Live onの代表者は、大学入学直前に父の失踪、その後、母の自殺という難局に直面しながら、自ら立ち上がって、大学生時代から、自死遺児の支援を中心に、若い世代にいのちの大切さを伝えてきている。学生が中心になり、自死遺児のこころのケアサポートをおこない、中学・高校でのいのちの授業を行ったり、また母の日の文集を発行したりしている。東京少年友の会学生ボランテイアは、家庭裁判所から依頼を受けた、非行をおかした少年について、学生が中心になり、家庭教師活動や友達活動、少年や保護者との合宿、地域美化活動参加サポートなど、非行をおかした少年のお兄さん・お姉さんとして、少年に寄り添い、立ち直りを促している。STREET介護ファイターTOMOYA は、音楽とダンスと福祉を結び付けるという考えで、福祉施設を訪問し、ヒップホップダンスで障害者を励まし、元気付けてきている。音楽とダンスで、言葉のないコミュニケーションを通じて、人と人の間の障害を取り除くというものである。これら3受賞団体と昨年度の最優秀賞受賞団体CCS世界の子どもと手をつなぐ学生の会が、それぞれ挨拶と発表(ヒップホップダンスの実演も含む)を行った。更に、その後、参加者が10グループに分かれて、学生とボランテイア活動につき意見交換を行い、各グループの代表がその結果を報告した。中学生からシニアまでの幅広い年齢層が同じテーブルで話し合った。「今は、ボランテイアをすると大学の単位になるのですか!」というシニアの驚きに対し、「就活に有利になるという話もあります」と若い人が答えていた。様々なやり取りが活発に行なわれた。最後に、総括と挨拶をされた堀井副会長は、@受賞団体や参加者の話を聞いて、日本の社会は変わっていくと感じた、Aキワニスは異世代の人達が一緒になれる場を作りたいと指摘し、一日を締めくくられた。参加者へのアンケート結果、次のようなコメントが届けられ、青少年教育賞表彰式・講演会に参加して良かったとの声が多く、9月17日のイベントは成功裡に終了できたと言える:@受賞団体の挨拶、活動内容の紹介は素晴らしかった、A緩急のついたイベントだった、単なる授賞式ではなく、出会いを産む仕組みが素晴らしかった、B非常に貴重且つ有意義な会だった、ボランテイアに関する人の思いやパワーを感じることができて、もっと頑張ろうと思った、運営本当に有難うございました、C刺激になった、参加して良かった、D素晴らしかった、Eまたこのような様々な団体が交流できる場を作って頂ければ嬉しい。今年度の表彰式・講演会は、公益社団法人日本フィランソロピー協会の後援、伊藤忠商事(株)、(株)東芝、サッポロ飲料(株)、サッポロファインフーズ(株)の支援を頂いた、厚く御礼申し上げたい。また、青少年教育委員会委員各位と事務局員のご努力や、9月17日参加頂いた会員の皆様のご支援に心より御礼申し上げる。

◎第26回(平成22年度)
「学生ボランティア活動の明日〜キワニスとともに〜」講演会、青少年教育賞表彰式
日時:2010年9月11日
場所:東芝本社 39階会議室

授賞者

授賞者

2010年9月11日(土)東芝本社の会場をお借りして「学生ボランティア活動の明日〜キワニスとともに〜」というテーマで講演会を開催しました。
基調講演には、神奈川県立保健福祉大学学長で東京都市民活動ボランティアセンター長の山崎美貴子先生をお招きし、「人と人とのつながりを創る」というテーマでお話を頂戴しました。山崎先生は、日本のボランティア活動における第一人者であり、数多くのボランティア活動の実践に、指導者の立場で深く関わっていらっしゃいます。日本においても、地域社会や家族の価値観・暮らし方が変わり、ボランティア活動は、これまで以上に、社会を支える重要な役割を持ち始めているというお話でした。また、ボランティア活動は、無理なく自然にできることから始めることが大切であるということを教えていただきました。イギリスでは、地域社会がひとり暮らしの高齢者を支援し、ひとりで食事をとる高齢者がいない社会が実現しているというお話はとても印象的でした。ボランティアとは何かという本質的なことを改めて考えるきっかけとなりました。キワニスの活動を通じて、人と人が繋がるボランティア活動に今後も従事していきたいと思います。
講演会では、東京キワニスクラブ青少年教育賞受賞式も行いました。最優秀賞を受賞したのは、CCS世界の子供と手をつなぐ学生の会です。CCS世界の子供と手をつなぐ学生の会は、海外にルーツを持つ子どもたちの学習支援を行う学生を中心としたボランティア団体です。現在、約100名の子どもたちを対象に、学生ボランティアがマンツーマンで毎週、学習指導を行っています。現在、日本には、海外にルーツを持ち、日本語の支援が必要な子どもたちが2万5千人いると言われています。CCSでは、学習指導の他にも、高校受験説明会を多言語で実施するなど、海外にルーツを持つ子どもたちの支援を行っています。
また、アドボカシー活動も積極的に行い、その成果として、高校受験においてルビ付きの試験問題が利用できるようになりました。優秀賞には、CFFジャパンと東京都立野津田高等学校手話部が選ばれました。東京都立野津田高等学校手話部の皆さんには、楽しい手話ダンスも披露していただきました。
山崎先生のご講演、表彰団体の発表の後、学生ボランティアの皆さんとキワニス会員でグループディスカッションを行いました。ファシリテーターには、明治学院大学学生ボランティアセンターで学生ボランティアの指導に当たられている李永淑先生をお招き致しました。世代を越え、多様な経験を持つ皆さんが、ボランティアについての思いやアイディアを活発に共有することができました。今後も、表彰をはじめとする活動を通じて、ボランティア活動に真摯に取り組む学生の活動を支援していきたいと思います。

◎ 第25回(平成21年度)
日 時:2009年6月19日(金) 12:10−12:30
場 所:法曹会館 2階 高砂

―第25回東京キワニスクラブ青少年教育賞贈呈式―

受賞団体:早稲田大学グローブプロジェクト

副代表 花宮香織さん、会長 福田秀彦さん

授賞者

授賞者

○吉田青少年教育委員長より選考経過報告並びに受賞者紹介

今年は多数の候補者がありましたが、早めに候補者を絞り込み、1月からサークルの活動や会合に参加させていただき、実際の様子を確かめながら選考しました。早稲田大学のグローブプロジェクト、積木の会(障害を持った人たちの介護を中心にボランティア活動)、東京ボランティアセンターから紹介されたCCS 世界の子どもと手をつなぐ学生の会(外国人の子弟の語学のサポートをし、東京を中心に活動)の3つが最終選考に残りました。5回委員会を開き、慎重に議論を重ねて最終的に早稲田大学グローブプロジェクトが今回の授賞にふさわしいとの結論に達し、5月の役員会の承認を得て決定されました。
  グローブプロジェクトの主な活動はスポーツを楽しむことを社会貢献につなげること、スポーツを通じて多くの人に社会問題に対する新しい思考を提供するという大きな理念の下に、フットサルの大会を開催、運営され、そのコートと同じ広さの地雷原の地雷を除去する費用相当額をタイ、カンボジアの国境付近に埋まっている地雷を除去する現地のNGOのPRO(Peace Road Organization)宛に寄付する活動を展開しています。このPROは日本NPOのJHADSという人道目的の地雷除去支援の会が2006年に活動を停止した以降、タイで活動を続けています。寄付のみならず、現地を訪問して犠牲者の方々と交流を重ね、地雷除去地域の視察なども行っています。  推薦理由として、スポーツを楽しみ社会貢献をするという発想がユニークであり、ボランティアの新しいモデルを社会に提案している点、早稲田大学を越えて他大学にも活動を広げている、広報活動にも力を入れており、社会的広がりと将来の発展性に期待できる点が大きなポイントでした。

○川ア会長より表彰状並びに副賞贈呈

○受賞のことば;副代表:花宮香織さん

(パワーポイントを使って説明)
  本日は青少年教育賞という栄誉ある賞をいただき、このような場をご用意いただき、誠にありがとうございました。グローブプロジェクトの活動について説明させていただきます。
  グローブプロジェクトは「楽しいだけではつまらない、楽しむことを誰かのために、スポーツの力で」を理念に掲げる学生団体です。スポーツを楽しむことを新しい社会貢献につなげるという新しい社会貢献のあり方を社会に広めることをミッションとしています。主な活動内容はサッカーの5人バージョンの競技であるフットサル大会を開催し、その日使用したコートと同じ面積のタイとカンボジアの地雷原を除去しています。その他、大学の授業にてスポーツを通した社会貢献の講演、タイ、カンボジアの地雷原への視察も1年に1度行っています。組織としては早稲田大学、慶応大学、中央大学、青山学院大学、明治大学など首都圏の大学生約20名で編成しています。
  KICK THE MINE CUP(フットサル大会)を開催しています。the mineとは地雷という意味を表しており、フットサルをして地雷を蹴飛ばして地雷原をなくしてしまおうという意味が込められています。その大会を月に1回程度開催し、多くの人に地雷問題を知ってもらうとともに、参加費をPROというカンボジアの地雷除去団体に送り、グランドと同じ大きさの地雷原が除去されます。そしてフットサルで楽しんだ面積の地雷原が歩ける場所に変わり、スポーツを楽しむことを通してスポーツを楽しめる場所を増やしています。一番のポイントはコートと同じ大きさの地雷原の除去で、カンボジアの地雷除去費用は1uを約100円です。フットサルのコートは31x20uで、1コート 62,000円で除去できる計算になります。グローブプロジェクトは2006年から2009年までグローブカップ(途中からKICK THE MINE CUPと改名)を15回開催し、延べ3,500人を動員しました。江ノ島鵠沼海岸でビーチサッカーをしたり、早稲田大学の体育祭でフットサル大会を開催したり、小学生を対象にした小学生大会などより多くの人たちにスポーツを楽しんでいただける場を提供いたしました。フットサルを楽しんでいただく場を提供するとともに、小学生に地雷の問題をわかりやすく説明するパネルを展示したり、地雷の模型に触ってもらったり、江ノ島鵠沼海岸でビーチサッカー大会をしたときは、まずビーチを掃除してから大会を行い、社会問題に触れる場も提供してきました。
  年に1度成果を見に全員で現地視察に行き、実際に地雷の除去の方法をデモンストレーションで見せていただいています。被害者の方に直接話を伺ったりもしています。タイやカンボジアの小学校を訪問し、サッカーの親善試合もしました。タイやカンボジアでもサッカーは人気のスポーツで、道端や道路でサッカーをしていました。これまでの寄付でおよそフットサルコート40面分(寄付総額、2,282,506円)の地雷原の除去を達成しました。毎回寄付は現地でPROに直接手渡しています。大会のときにはサッカー日本代表の岡田監督、北沢選手などゲストをお招きして、応援にきた方にも楽しんでいただけるようにしています。グローブプロジェクトはたくさんの方々にご協力いただいてやってきました。私達はあくまでも仕組みや場を提供しているだけです。地雷除去費は参加者が出してくれますし、大会の運営費は企業の方々や私達の理念に共感してくださる方のご協力があってのことです。今後もこのような活動を継続して、フットサルやスポーツを楽しむことを通して現実を変えていけるんだ、そういうスポーツの楽しみ方もあることを広めていくことがご協力くださった方々への恩返しだと思っています。今回もいただいた賞金を大切に使わせていただきたいと思っています。自分達が出来ることから一つひとつ始めていこうと思います。キワニスの活動にも私達が出来ることを協力させていただきたいと思います。
 今回は青少年教育賞をいただき、私達の活動を理解してくださる方が増えたことを嬉しく思います。こらからもスポーツを楽しむことを通して、日本でもカンボジアでもどこでもスポーツを楽しめる子どもを増やしていきたいと思います。本日はありがとうございました。

○会長の福田秀彦さん(早稲田大学研究推進部専任職員)より受賞のことば
  本日は青少年教育賞を贈呈いただき、ありがとうございました。現在は研究関係に携わる部門におりますが、その前は学生生活課というサークル関係の窓口をしていました。そこでグローブプロジェクトと2006年頃に出会いました。1日15万人来る早稲田祭と一緒に行われる体育祭でフットサルをやってほしいと依頼したことがきっかけとなりました。フットサルだけをやっている団体はたくさんありますが、フットサルをやりつつ社会貢献を行うという団体は全くなく、この団体は輝いていました。本来は学生生活課にいると、会長というポストを引き受けることはできませんが、彼らの活動が素晴らしいので引き受けました。早稲田の学生は5万6千人ほどいます。最近大学生の幼稚化が叫ばれ、マナーが悪かったり、大学生とは思えないような子ども達も多くいますが、この団体の学生達は清清しく、爽やかでマナーもしっかりしています。
  フットサルをしながら地雷撤去という草の根的な平和活動を展開しており、なかなかできることではないと思っています。実際にタイ、カンボジアに行き、言語が通じなくてもフットサルをやれば、心が通じ合えるという話を聞いて、草の根的な平和活動を実現していると感銘を受けました。彼らの活動が早稲田大学のみならず、いろいろな大学、社会には波及して、こういった平和活動が展開されて行きながら、日本の社会、世界が良くなることを望んでいます。グローブプロジェクトは至らぬところもありますが、今後も暖かく見守っていただければと思います。本日はありがとうございました。

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青少年教育賞:贈呈式

◎ 第24回(平成20年度)

日 時:2008年7月4日(金)12:10〜12:30
会 場:経団連会館9階クリスタル・ルーム 

―第24回東京キワニスクラブ青少年教育賞贈呈式―

受賞団体:大正大学障害児問題研究会(ちゃぼとひよこ)

学生代表;石嶋誠さん、篠崎奈保子さん  :部長 石川到覚教授

授賞者

授賞者

○秋山青少年教育委員長より選考経過報告並びに受賞者紹介

  今年度の青少年教育賞は青少年教育委員会で審議、選考の結果、役員会の承認を得て大正大学障害児問題研究会(ちゃぼとひよこ)に差し上げることになりました。今回の選考に当たり、会員の身近なところから推薦をしていただくことを重視するという従来からの基本方針に則り、全会員に推薦依頼をいたしました。その結果、赤羽会員よりご自身の周りにある学生のサークルのボランタリー活動について検討してみて欲しいとの示唆をいただきました。早速、委員会では学生の代表者に面接調査した上、活動の現場を実際に拝見し、メンバーのひとり一人がいかに自主的に真剣に他利的奉仕に励んでいるかを審査したところ、キワニスのモットーに十分合致する活動をしており、受賞に値する立派な団体であるという結論に達した次第です。このサークルの活動の内容はお配りしたペーパーに私が見聞したところを書きましたが、今日ここに学生代表2名と指導に当たっておられる先生をお迎えしていますので、後ほど詳しくお話を伺うことにいたします。
  私から一つだけ付け加えさせていただきますと、活動の現場を拝見した際にお会いした親の会の代表の方が、「大正大学のメンバーの皆さんには30数年の長年にわたりお世話になっているが、いつも真面目で熱心な方が多く、大事な子供達を安心して任せることができるので、大変感謝しています。卒業後も連絡のある方が多く、時には結婚の相談にのってあげることもありました」と話していました。なんと素晴らしい人と人の絆が生まれていることかと深く感動した次第です。因みにサークル名の「ちゃぼとひよこ」は練馬障害児を持つ親の会の愛称で、かつその月刊会報誌名に由来しているようですが、小さくて美しい日本の鳥ちゃぼは卵を孵すのも、子育てするのも上手です。弱い子を心を込めて育て、子供と一緒に育ちたいという親の願いをシンボライズしているものと思われます。

○吉江会長より表彰状、副賞の贈呈

受賞のことば;学生代表:石嶋誠さん、篠崎奈保子さん

  このたびはこのような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思っております。部員一同もとても嬉しく思っております。私達大正大学障害児問題研究会(ちゃぼとひよこ)は長い名前ですが、簡単に言うと、ボランティアをしているサークルです。対象は障害を持った方で子供から大人まで幅広い年齢の方と共に活動をしています。35年ほど続いている歴史のあるサークルです。現在部員は1年生から4年生まで90人ほどの大所帯です。定期的な活動として触れ合う会という活動が月に1,2回あります。その他に定期的に毎週金、土曜日にボランティアがあったり、また、その他福祉園や作業所、練馬区を拠点として施設の宿泊行事やお祭りなどに積極的に参加しています。
  まず、基本的な活動として触れ合う会という活動があります。これは大学生4名ほどが役員となって一から計画をします。活動は室内と外出、二つに分かれています。室内は練馬区光が丘区民センターの一部屋を借り、皆でレクリエーションをしたり、調理をして一緒にご飯を食べたりします。レクリエーションは役員が考えた、季節に因んだレクリエーションをすることが多い。例えば、12月ならクリスマスケーキをつくって一緒に食べたり、1月には書初めをして、7月は七夕の短冊をつくり願い事をしたりします。また、10時から15時と短い時間ですが、全員が思い思いの触れ合う時間を過ごし、とても充実した一日を過ごしています。また、その触れ合う会の参加者を対象に夏に毎年一度合宿を行っています。これも学生が一から企画をします。昨年度は長野県に行き、お昼は牧場でバーベキューをしたり、皆で広場で一緒になってバレーボールをしたり、夜はキャンプファイアをして一緒に歌ったり、踊ったり、お楽しみ会をしたり、とても楽しい3日間を過ごします。触れ合う会は1日という短い時間ですが、夏合宿は3日間参加者と共にいるので、参加者の意外な一面を見たり、とても楽しい3 日間を過ごすことが出来ます。
  触れ合う会以外にも様々な活動を行っていますので、ご紹介します。幼児教室は就学前の障害を持った子や発達に遅れが見られる子などが通っている施設です。私達は毎週土曜日にリズム体操や散歩などを一緒にすることをメインとし、運動会や遠足などのイベントのお手伝いもしています。年間を通して子供達の成長を先生や親と共に喜び合える活動です。幼児教室はちゃぼとひよこが出来た時から始まり、ちゃぼとひよこと同じように長い歴史を持っています。自立宿泊訓練は月に2度行っており、自立を目的に作業所や福祉園から来て翌日まで学生と共に過ごします。食事、入浴、就寝などを行い、利用者が親から離れて自立出来るよう学生がサポートしている活動です。また年に一度学生が企画する自立の合宿があります。昨年はうどんづくりなどの体験をして参加者、学生共に楽しみました。その他にも不定期に施設のお祭りや宿泊活動に参加し、年間を通して様々なボランティアに参加しています。
  以上が簡単ですが、ちゃぼとひよこの活動です。この少ない時間ではちゃぼとひよこ素晴らしさを伝えにくいのですが、実際に皆様に見ていただきたいところがいっぱいあります。写真を回覧しますので、ぜひご覧になってください。今後としては30名以上入った1年生にボランティアの素晴らしさを伝えて、また施設や地域など様々な場所で輪を広げて行きたいと思っています。本日いただいた賞を励みにし、これからさらに良い活動になれるよう部員一同がんばって行きたいと思います。本日は本当にありがとうございました。

○受賞のことば:部長 石川到覚教授

  ボランティアサークルを後方支援している教員の立場からお礼のご挨拶をさせていただきたいと思います。このたびは名誉ある賞をいただきまして、誠にありがとうございました。学生はきっとこの栄誉を受けてがんばってくれるのではないかと思います。実はこのちゃぼとひよこが出来上がったとき、私は助手でした。35年前大学におりました頃、学生に相談を受けてクラブ活動が始まりました。その後、私自身は社会福祉の中でも精神保健、心の悩みを抱える人の現場に出て、それから大学に戻って参りました。本学にはボランティアサークルはいくつかありますが、ここが一番大所帯であり、先輩後輩のつながりが蜜なグループです。振り返ってみますと、1975年にそれまでは障害児は学籍を持たなくても良いという特例の中にいましたが、学籍が持てるようになり、障害児にとっては重要な転換期でした。そうしたときに母親達が中心になり、都や区に働きかけて活動場所を探し求めていました。大正大学は仏教系の大学で、設立は大正時代です。そもそもは天台宗と真言宗、浄土宗の大学が連合してつくった大学です。縁によって様々なことが起こって来るという考え方を大切にしています。縁をつないで行くことを学生達は受け継いでくれていると思います。3年前に障害者の自立支援法が変わり、今までは税金で全て行っていたものの中から積み立て方式の法制度に変わり、厳しい状況が続いています。ボランティア活動はどんな社会になっても、社会の仕組みが変わっても永遠に続いて行くものだろうと思います。未来を担う子供達に支援しようというキワニスクラブの方々の理念、その理念の下でこうした賞を頂戴できたことを心より御礼申しあげたいと思います。本来ですと、学長がここに参って御礼を申しあげるべきところですが、くれぐれもよろしくとの言付けを申し付かっております。本日の受賞の状況を大学の学報に掲載させていただきまして、その喜びを全学、卒業生にも伝いたいと思っております。最初に学生がありがとうございますと爽やかな笑顔を見せてくれて、私もホッとしております。こうした晴れがましい席にお招きいただき、学生達も一生忘れないひとときになるのではないかと思います。本日は本当にありがとうございました。

◎ 第23回(平成19年度)

日 時:2007年6月1日(金)12:00〜12:30
会 場:経団連会館9階クリスタル・ルーム 
―第23回東京キワニスクラブ青少年教育賞贈呈式―

受賞団体:国分寺子どもクラブ(一橋大学、津田塾大学、東京学芸大学ほか)
代表 鈴木沙也香さん、堀川直子さん、小澤俊裕さん

○小宅青少年教育委員長より選考経過報告

青少年教育委員会の審議の過程で2度にわたって委員有志が国分寺子どもクラブの活動を観察したり、幹部学生と懇談する機会がありました。それらの報告に基づいて委員会で審議の結果、国分寺子どもクラブを表彰することにし、4月の役員会で承認されました。青少年教育委員長を引き受けて2年になります。その間かなり数の学生のボランティア団体を観察したり、フォローする機会がありました。この国分寺子どもクラブは独創性、自立性、永続性の点においてきわめて優れた団体であるという感じを深くしています。これまでキワニスは一つの大学の学内サークルの中から優秀な団体を表彰して来ましたが、この国分寺子どもクラブは一橋大学、津田塾大学、東京学芸大学の3つの大学の学生が中心になり、その他の大学を含む複数の大学の学生で構成されているボランティア団体です。それに加えて、活動の対象を国分寺市に居住する障害を持つ子どもに限定し活動しています。地域密着型サークルというのも新しい点だと思います。
  学生ボランティアサークルはある特定の社会福祉施設と連携をとりながら進めるのが一般的ですが、この国分寺子どもクラブの場合は、年間35回くらいの活動をされていますが、メンバー自ら企画して実施しています。原則として一人のメンバーが一人の子どもを担当する等ルールを設け、自主的に、外部の施設とは無関係に行なっています。自主性、独立性がきわめて高いというところに感銘を受けました。15年以上活動が続いていますが、自然と先輩から後輩に受け継がれているようです。活動の永続性という点も感銘を受けました。国分寺市に居住という限られた子どもを対象とした介護事業ではありますが、活動の内容はまさに助けを必要とする他者に対する利他的な奉仕、自己鍛錬というキワニスのモットーに合致する活動だと思います。

○青少年教育賞受賞者

学生代表の鈴木沙也香さんから受賞のことば

  本日はこのような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました。私達のサークルは、国分寺在住のハンディキャップを持った子どもたちとその兄弟達と一緒に遊ぶことを主体とした地域に密着した活動をしています。今回このような華々しい賞をいただけるとは思わず、戸惑いを隠せません。
  簡単に国分寺子どもクラブの活動について説明させていただきます。国分寺子どもクラブは、ハンディキャップを持った人々への対応が決して手厚かったとは言えない1980年代初頭、ハンディを持った幼稚園児年齢相当の子どもを対象としていた国分寺市の施設「つくしんぼ」の先生がつくった団体であり、当初は専門家とその活動内容に興味を示した大学生によって運営されていました。その後、1990年代以降、活動の担い手は大学生に移り、現在は主に東京学芸大学、津田塾大学、一橋大学、東京経済大学に在籍している学生で構成されている学生サークルとなっています。3月に卒業生を送り出し、4月に新入生を迎え、現在は約70名のスタッフで活動を行っています。
  私達のサークルでは、子どもと遊ぶ企画を「例会」と呼び、子どもと遊ぶ大学生を「スタッフ」と呼んでいます。例会では安全確保の点やより濃密な関係を築くために、スタッフと子どもは1対1で遊び、スタッフと子どもの組み合わせは固定しないようにして、交流を広げることに努めています。こういった例会を月2回以上、年間を通じて40回程度の例会を企画、運営しています。
  例会では、公園で遊ぶ、料理をする、遊園地へお出かけするといった、ありふれた「日常生活」で、私達が経験してきた遊びを企画しています。また、年に1回、泊りがけで同様に子ども達と遊ぶ、いわゆる「夏合宿」も行なっています。今年は奥多摩に出かける予定で、現在2年生が中心となり準備を進めています。他にも、クリスマス例会や秋の運動会など、季節を取り込んだ企画を行なっています。また、私達スタッフの名前は子ども達にとっては覚えにくいと考え、普段からサークル内でもニックネームで呼び合うようにしています。このニックネームは普段呼ばれているものとは異なり、本人の好きなキーワードを膨らませる連想ゲームからきたもの、出身地に因んだものなど、子ども達から親しみやすい名称を付けています。例えば、本日私とともに授賞式に参加させていただきました堀川さんは、「ユニー」というあだ名を持っています。私は「ジェダイ」です。その他にも、ライム、りんご、こんぴぃといった個性あふれるニックネームをスタッフはそれぞれ持っています。あだ名によって私達は子ども達、保護者の方々、スタッフ同士、より親密なコミュニケーションをとることができます。
  私達の普段の活動は、地域に密着した活動です。しかし、ボランティア活動というよりも「子どもと楽しく遊びたい」という純粋な気持ちから活動を続けてきました。恐らく、私達のように子どもと楽しく遊びたいという気持ちを持ち、日々地道な活動をしている団体は数多くあると思います。今回、私達が賞をいただいたことにより、そういった小さな団体に光が当たり、より多くの方々からご理解、ご支援を得られることを強くねがっています。
  今回の受賞を一つの通過点ととらえ、今後ともスタッフ一同、子ども達、保護者の方々とともに、活動を続けて行きたいと思います。本日はありがとうございました。

堀川直子さんから受賞のことば
  このたびはこのような素晴らしい賞をいただくことが出来、大変光栄に思います。受賞にあたり、私が子どもクラブを通じて体験してきたことを簡単にお話させていただきます。その前に一つお断りをさせていただきます。話の中で度々「障害」ということばを使いますが、これは便宜的なものです。私はむしろこの言葉があまり好きではありませんが、他にうまく表す言葉がないので、使わせていただきます。
  まず、私が子どもクラブの活動を通じて得たことで一番大切に思っていることをお話します。私は子どもクラブに入る前、所謂「障害」を持った子どもというのは、「障害」を持っていない人よりも出来ないことが多く、不幸な人生を送っているのではないかと勝手に思い込んでいました。そして、子どもクラブの活動とは、彼らの出来ないことを「やってあげる」「助けてあげる」という、こちらから与えるばかりの奉仕活動なのだと思っていました。
  しかし、実際に活動を続けるにつれて、私はその考えは正しくないことに気づきました。確かに、彼らは私達が普段何気なくやっていることが一人ではなかなか出来ませんが、こちらが少し手助けすれば大抵のことは出来ます。また、そのときは出来なくても何回かやって行くうちに、月日が経つうちに、だんだんと出来ることが増えていきます。そして、彼らは決して不幸な人生を送ってなどいませんでした。私達と同じように自分達の好きなことを持っていたり、個性を持っていたり、友達がいたりして、そういう点は私達と何ら変わりなく、彼らは豊かな感情を持ち、一人一人が様々な魅力を持ち、生きていると言うことをこの活動を通して知ることが出来ました。
  そして、私が以前持っていた考えは、ある意味では差別的な考えだと言うことにも気づきました。所謂「障害者」を軽蔑したり嫌悪したりすることだけが差別ではなく、「可哀想」と同情することも差別になっていると今では思っています。なぜならば、彼らは自分のことを不幸だとか可哀想だとは、思っていないからです。彼らは彼らなりに人生を歩んでいるのに、こちらが勝手に「障害」があるから「出来ないことがあるから」可哀想だと見なしてしまうのは、彼らを見下してしまっていることになると思います。このような考えが出来るようになったのは、子どもクラブでの活動なしにあり得ませんでした。子どもクラブは「障害を持った子どもを大学生に関わらせる場」であると同時に「大学生を障害を持った子どもに関わらせる場」でもあるのだと思います。子ども達と過ごす時間から、私達も様々なことー例えば、障害児に対する考え方だとか、純粋に楽しいと思う気持ち、そして彼らの成長を喜ぶ気持ちなど多くのことをもらっています。「大学生を障害を持った子どもに関わらせる場」として、これからも継続して活動を行い、彼らに対し差別的な考えを持つ人が少しでも減っていくことを目指して行きたいと思います。
  次に、子どもとの関わりではなく、学生同士の関わりから私が得たことをお話したいと思います。先ほど、鈴木さんが述べた通り、子どもクラブは東京学芸大学、津田塾大学、一橋大学などの学生が集まって活動しています。そして、私達は子どもと何処で何をして活動するかを自分達で一から企画しています。活動の企画をし、準備をし、実際に行なうことはかなりやりがいがありますが、それなりに負担がかかり大変でもあります。その中で私が一番大事だと感じたことは、夏合宿を企画したときでした。子どもクラブでは毎年、夏休みに1泊2日で合宿を行なっています。昨年の夏合宿を企画しましたが、丸一日子どもを預かることの責任の重大さ、企画の大きさにとてもプレッシャーを感じ、また事前の準備の多さに挫けてしまいそうになりました。しかし、私が投げ出してしまいたくなったとき、一緒に企画し準備を進める仲間の姿を見て、仲間からの励ましを受けて、頑張ろうと思えました。私が夏合宿という大きな企画を成し遂げることが出来たのは、仲間の存在があったからです。私は人に頼るのは好きではなく、一人で生きているような顔をしていたときがあります。しかし、人と協力して行くことの大切さをこのとき感じることが出来ました。
このように、人と協力して一つのものを成し遂げるという経験はなかなか出来るものではありません。この団体に入らずに普通の大学生活を過ごしていたら経験しなかったであろうことを、この国分寺子どもクラブという団体を通じ、たくさん経験させてもらいました。
今回はこのような賞をいただくことが出来、大変嬉しく思っています。これからもこの受賞を糧に活動を続けて行きたいと思います。本日はありがとうございました。

◎ 第22回(平成18年度)

日 時:2006年6月16日(金)12:30〜13:30
会 場:経団連会館9階クリスタル・ルーム 

―第22回東京キワニスクラブ青少年教育賞贈呈式―

受賞団体:立教大学「GIRLS'FRIENDLY SOCIETY」
代表 加藤南子さん、副代表 橋本愛香さん

授賞者

授賞者

○小宅青少年教育委員長より選考経過報告

今年の青少年教育賞は青少年教育委員会で審議の結果、役員会の承認を得て、立教大学のGIRLS'FRIENDLY SOCIETYに差し上げることになりました。
この学生ボランティアグループの存在を私が知ったのは、昨年、ヒアリングのため立教大学の学生ボランティアセンターを訪れた際でした。早速、当時の代表の人に会って話を聞いたところ、たいへん強い印象を受けました。
そこで委員会に諮り、吉江副会長と相馬委員との三人で立教大学に赴き、重ねてヒアリングを行い、その結果を委員会で審議の上表彰を決定した次第です。
 GFSの活動の内容については、今日、ここに代表の加藤南子さんと副代表の橋本愛香(いつか)さんをお迎えしておりますので、お話を伺うことにしますが、私としてとくに申し上げたいのは、学生ボランティア活動と言っても、個人個人の趣味実益を生かしたものから大きなNGOやNPO団体の傘下でそのプログラムに参加するものなど多種多様でありますが、この立教GFSというグループは小さいが、独立した存在であり、団員の強い結束力とメンバー一人一人の集中力をもって、自主的なボランティア活動を進めております。活動の対象は重度障害児施設、精神障害者ケアのためのホーム、元ハンセン病患者家族、知的障害児施設 老人ホームなど多岐にわたっており、かつ、年間を通じて活動しています。
   私が実際に、GFSメンバーの活動に触れることが出来たのは重度障害者施設と精神障害者ホームを訪問した際ですが、そこで拝見した活動するGFSメンバーの顔つきと仕草には、高度の真剣さと自己を集中させて弱者の相手を支えんとの心構えにあふれていたのがとても印象的でした。およそボランティア活動の原点は他者との出会い、利他的奉仕、自己鍛錬といったところにあると言えますが、GFSの活動ぶりはまさにそれを体現していると感じました。
 我々キワニアンとして、弱者とのふれ合いを通じて、自分を磨き、ささやかなりとも社会貢献をしている立教GFSの皆さんに心から敬意を表すると共に、今回青少年教育賞を差し上げることとした次第です。

○青少年教育賞受賞者
受賞のことば(代表 加藤南子さん、副代表 橋本愛香さん)

(活動写真を回覧)
   このたびは素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。これからの活動への励みになっただけではなく、自分達の活動を振り返るための良い機会にもなり、大変嬉しく思っています。今日はメンバーを代表してGFSと現在の活動の様子、活動の中で感じたことをお話しさせていただきたいと思います。
   GFSとは"Girls' Friendly Society"の略で、キリスト教の宗派のひとつである聖公会に属する世界的な女性の団体で、産業革命の時代にイギリスで創設されました。「互いに重荷を負い合いなさい」の標語をもとに活動しています。現在では30カ国以上の国に広まっています。立教大学GFSは1955年に設立され、大学における独自な存在として聖公会GFSとは活動内容が異なっておりますが、聖公会諸関係の施設とのつながりやキリスト教に基づいた活動の精神は受け継がれています。
   立教大学GFSでは1年間を通して5つの施設へ訪問しています。@清瀬にある元ハンセン病療養所の多摩全生園、A町田にある重度心身障害者施設の一二三学園、B品川区にある精神障害者が集まる家EVAH(エヴァ)、C長野県にある知的障害者授産施設の山の子学園、D群馬県榛名町にある老人ホームの新生会です。相手によってコミュニケーション方法は様々ですが、私達のすることは基本的にはどこへ行っても同じです。相手のために何かをしてあげる、手伝うということではなく、人との出会いを大切にして時間と気持ちを共有することが私達GFSの活動の内容です。立教大学GFSには趣意書があります。一つ一つの出会いを大切にしよう。小さなことでも感じ取れるアンテナを立てよう。活動の中で得たもの、感じたものを分かち合おう。常に感謝の気持ちを持とう。
  サークルに入って最初の頃はボランティアは何か労働のようなイメージがある人もいて、物足りなさや落ち着かない気持ちもありましたが、時間が経つにつれて、一緒に過ごすことの大切さ、難しさを感じられるようになりました。現在GFSのメンバーは約20名、そのため全員で分かち合える時間をつくることは難しい状態です。しかし、毎年春と夏の合宿では毎晩各人のその日の振り返りに全員が耳を傾け、 気持ちを分かち合うためのミーティングをしています。合宿では多くの時間を与えられる分、施設利用者 との関わりを通して普段は見えてこない自分の姿に気づかされることも多くあります。
  長野県にある知的障害者授産施設の山の子学園には毎年約1週間、夏合宿として訪問しています。施設利用者は授産施設に住み、近くの畑で農作物をつくったり、焼き物やパンをつくっています。夏合宿のときは利用者の方と一日中遊んで過ごしています。生活の場にお邪魔しているので、日常の様子や問題点が見えることがあります。利用者の方々はストレートに自分の気持ちを伝えてくるので、それにどう応えていくか、向き合って行くか真剣に考える中で、普段の人との接し方についても考えさせられます。初めて山の子学園を訪問したときに、園長先生がここに来ると自分に嘘をつくことができないと言われました。日常の生活の中では時間に追われていたり、相手との関係を考えたりして、なんとなく適当にうまくやり過ごしてしまったことが、非日常の合宿の中ではとても良く見えて来ます。出会いを大切にすること、気持ちを分かち合うこと、小さなことでも感じ取れるようアンテナを立てること、常に感謝をすること、私達が活動の目標にしていることはどれも普段の私達の生活の中でも実践出来ることばかりです。活動の中で気づいたこと、感じたことを大切にして、日常の生活の中でもこの目標を実践すること出来たら、人との関わりは素敵なものになると思います。各メンバーがGFSとして活動出来る時間は限られていますが、活動の中で出会う多くの人と過ごしたり、正面から向き合える時間を大切にして、次の代へ引き継いで行きたいと思っています。学生時代に人との関わりの大切さを改めて考える時間を与えられたこと、一緒に考える仲間がいること、大学の先生方、キワニスクラブの皆様のように応援して下さる人々に恵まれたことに感謝しています。本日は本当にありがとうございました。

―特別賞贈呈式―

受賞団体:田園調布学園中等部高等部
田園調布学園 西村昭理事長、間瀬より子教諭

授賞者

授賞者

○小宅青少年教育委員長より選考経過報告
今年は青少年教育賞とは別に特別賞を贈ることになりました。受賞団体は田園調布学園の中等部高等部です。同学園は建学以来、社会奉仕という視点を教育方針の中で重視し、中等部高等部生徒への教育の中で生かして来られました。今でこそ多くの大学でボランティア活動が行われておりますが、高校中学の段階でその意義を教えて生徒をその方向に指導するような教育を行っている所は決して多くはありません。このことを田園調布学園は永年にわたり実銭して来られました。詳細は今日おいでいただきました学園の西村理事長と家庭科教諭の間瀬先生から伺うことになりますが、私として強調したいのは、未成年の生徒に対し、ボランティア活動に参加するよう指導することによって、その生徒たちの人格形成に貢献し、やがて大学生となり成人としてボランティア活動をする際の貴重な土台が出来上がっていることです。そういう意味で田園調布学園は大きな社会貢献をしておられます。
   こうした学園の教育と指導は、学園の家庭科教諭の間瀬先生抜きには語れません。私は学園を推薦された中田ガバナーと共に、間瀬先生の案内で学園の生徒が訪問している多くの社会福祉施設を見学することが出来ました。未成年の生徒のことですからボランティアとしての活動内容は、先程、表彰した立教大学学生のレベルには達しないかもしれませんが、それはそれとして、学校当局と生徒がこれ程までの努力を積み重ねていることを何らかの形で表彰することとすべきではないかと考え、青少年教育委員会で審議した結果、今回、特別賞を学園に差し上げることとした次第です。未成年の生徒にボランティア活動の意味、重要性を与え、その方向への道を切り開くことを永年にわたり行ってこられた学園と学園スタッフに対し心からなる敬意を表します。
    最後になりましたが、田園調布学園中等部高等部はその家庭科授業の一環として、キワニスドールの作成に協力いただいております。この機会を借りて改めて御礼申しあげると共に、こうした協力関係が今後も継続され発展させることを私としては心から期待しております。 

○青少年教育特別賞受賞者 
受賞のことば(田園調布学園 西村昭理事長、間瀬より子教諭)

(活動写真を回覧)
    素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました。学園の紹介をした後、詳しい内容は間瀬からさせていただきたいと思います。本学園は大正15年に創立され、80年が経過しました。創立者の西村庄平は長いこと日本郵船で外国航路の船長をして欧米、豪州などに行き、今後の日本の発展は教育に負うところが大きい、特に日本の場合、女子教育が遅れていると、退職金を投げ打って本学園を創立しました。建学の精神は「捨我精進」です。自分にある程度余裕を持って初めて相手を思いやる心が出て来るのだろうと思います。相手をただ思いやるだけでなく、自分のわがままを捨てるだけではなく、自分は自分で懸命に努力精進をして自己を高めながら、その中で相手に常に心を思いやって接して行きなさいと生徒を指導しております。30年以上前から家庭部を中心にボランティア活動をやって来ました。特に6年くらい前から休みを少なくして今まで以上の年間の総授業時間を5日間でやるようにして、いろいろなものを身につけて欲しいという考えから土曜日プログラムを設定しました。国際交流として中国語やハングル語、芸術文化として英国風のフラワーアレンジメント、日本文化として和太鼓、三味線、総合的な文化、ボランティアなどの100以上のプログラムがあります。環境についても力を入れ、昨年にはISO14001を取得して、環境に優しい学校として生徒の意識を高めて行こうと努力しています。このような素晴らしい賞をいただきましたので、新たなボランティア教育について深く考えながら生徒にその意識を高めて行くよう努力をして参りたいと存じます。
    昨年の6月にキワニスドールづくりに講師として15名の方がいらしてくださいました。そのときいただきましたドールピンを着けて参りました。また、先ほどご紹介があったように6月24日にドールづくりがあります。生徒42名が希望しておりますので、多くの方にいらしていただき、ご指導をお願いいたします。
私が構内での作業ボランティアに何か新しいものはないかと思っていたときに、読売新聞にキワニスドールをつくりませんかという記事が掲載され、電話をしてみたのがキワニスと知り合うきっかけでした。ドールづくりがキワニスクラブのホームページで紹介されたり、その様子を「調布学園だより」にも掲載させていただきました。
    地味で目立たない、草の根のようなボランティア活動に光を当てていただけるとは思いもよらぬことで感謝をしています。生徒会が主体になり多摩川の河川敷の清掃、ユニセフ募金をしたりしています。建学の精神「捨我精進」の実践として、朝、学園の周辺の公道を掃除しています。今日、表彰していただいたものは、生徒の自主性で行われているもので、決して強制ではありません。私は家庭部の顧問をしています。核になるメンバーは家庭部のメンバーですが、一緒にやりたいという生徒も受け入れています。本格的に活動をし始めたのが20年前です。一番古いものが緑ヶ丘保育園にボランティアに行くことです。高校生のときにボランティアを始めてその後保育系の大学に進学、幼稚園の教諭をしている卒業生がいます。勤務先の幼稚園の夏休みに緑ヶ丘幼稚園に今でもボランティアで来ている卒業生が二人います。一人は24歳、もう一人は35歳です。いろいろな施設との交流がありますが、回覧している資料をご覧ください。学校の外に出たイベントのイメージが判ると思いますが、一例を挙げさせていただきます。リバティは学園から10分のところにある精神障害者の通いの施設です。こういうところとの交流は学校によっては二の足を踏むところもあるようで、近隣で女子校で交流しているのは私共のところだけです。アクリルたわし、ビーズのアクセサリーなどつくっています。行きたい子だけを連れて行きます。放課後、精神障害者と会話をしながら一緒につくったりしています。高校生になると、夏休みにリバティにボランティアに行きたいと言って来る子もいます。大学生になっても続けている子もいます。外まで行くのは苦手という生徒には下級生の指導をしてもらっています。そのことにより自信がついて来ました。外でやるボランティアと違い褒めてもらうチャンスが少なく、目立たない、真面目にボランティアに取り組んでいる生徒にとって、今回の特別賞は大変な励みで、素晴らしいご褒美になるとありがたく思っています。続けていくことが大事であると生徒達に教えられると思い、嬉しく思います。
   パイ焼き窯は心の病を持つ人達の経営するケーキ屋さんで普段は高校生のボランティアだけを受け入れています。イベントのときだけ中学生も参加できます。5月20日に10人の中学生(うち5人は中学1年生)が参加しました。最初は心配していましたが、和気藹々やっていました。その中の一人の中学1年生の感想を紹介したいと思います。「私は春祭り、パイ焼き祭りで2階の子供向けゲームコーナーを担当しました。職員の方をはじめとするたくさんの大人のボランティアさんが何をすれば良いのかなどわかり易く教えてくださいました。皆さん優しく一日中笑って過ごすことが出来ました。こんなに私達が楽しく手伝うことが出来たのに、パイ焼き窯の人達はわざわざこのために来てくれてありがとうと感謝され、とても嬉しくなりました。また機会があったらパイ焼き祭りに参加したり、いろいろなボランティア活動に参加してみたいと思いました。」 本日は本当にどうもありがとうございました。

◎ 第21回(平成17年度)

日 時:2005年8月5日(金)12:30〜13:30
会 場:経団連会館9階クリスタル・ルーム 

―第21回東京キワニスクラブ青少年教育賞贈呈式―

受賞団体:明治学院大学ボランティアグループ「おもちゃびん」
代表 南ゆう子氏、寺尾かおり氏

授賞式

授賞式

授賞者

授賞者

○日下部青少年教育委員長より選考経過報告

   今年も例年のように会員の皆様からのご推薦をまず優先してということで、推薦のご依頼を申しあげました。結果的に廣瀬会員から1件ご推薦いただきました。早速委員会で検討させていただきましたが、もう少し広く案件を発掘することになりました。そういう中で明治学院大学ボランティアセンター主催による新入生向けのオリエンテーションが開かれました。明治学院大学は学生のボランティア活動に熱心で、学生のボランンティアを支援する公式の組織を学校として設置しており、専門のスタッフも置いています。そのオリエンテーションで20を越すグループがプレゼンテーションするのを学生と一緒に聞きました。そこで初めておもちゃびんを知ることになりました。このおもちゃびんの活動は入院中の子ども達と一緒に遊ぶことによって、病気と不安な、心細い、寂しい状態の子供を慰め、励まし、病と闘う勇気をもってもらう、正にキワニスクラブのモットーとマッチすると感じました。委員会のご賛同を得て、活動している場である国立国際医療センターの小児科医長の松下先生のお話も伺いました。病院サイドとしてもこの活動は大変ありがたいと思っているが、学生なので卒業してメンバーが変わって行くので、どこまで続けてもらえるか心配だ、その点からキワニスにこういう形で支援していただけるとありがたいというお話でした。明治学院大学ボランティアセンターでのヒアリングも大変好意的なものでした。平行して吉江副会長と一緒におもちゃびん代表の南さんと今日ご出席の寺尾さんにお話を伺いました。お二人とも大変熱心に真面目に取り組んでいることがよくわかり、正に受賞に相応しいと自信を持つに至りました。委員会のご賛同を得て、6月28日の役員会で正式に決定していただきました。
  活動の内容については後ほど南さんのお話に譲りますが、私からは2点だけご紹介したいと思います。第1点はこの活動は1991年に当時新宿区の福祉施設で入院児童の保育に携わっていた坂上和子さんが数名の社会人ボランティアと始められました。明治学院大学の学生は後から加わりましたので、現在は学生と社会人とのコラボレーションという形で運営されています。坂上さんが引き続いてアドバーザーのような形でサポート、指導をされています。第2点はおもちゃびんの「びん」は「便」で、おもちゃと一緒に楽しみ、喜び、慰め、勇気を一緒に運ぶという意味で付けられたと聞いています。

○青少年教育賞受賞者

南ゆう子氏より受賞のことば

   このたびは私共おもちゃびんを青少年教育賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。大変嬉しく思っています。今日はおもちゃびんの活動と活動していて感じたことをお話できればと思います。
   おもちゃびんは国立国際医療センターの遊びのボランティアの学生部として昨年設立されました。おもちゃびんの紹介をする前に国立国際医療センター遊びのボランティアについての活動をお話したいと思います。国立国際医療センター遊びのボランティアは1991年に坂上さんが中心になり、毎週土曜日午前 90分、小児病棟に入院している子供達の遊び相手になる活動を行っています。小児病棟にあるプレイルームに出られる子供はボランティアや他の子供たちと遊びますが、プレイルームに出られない子供にはボランティアが個室まで行き、一対一でおもちゃを使って遊びます。プレイルームの棚には遊びのボランティア専用の棚があり、おもちゃが100種類以上あります。ボランティアは子供の年齢にあわせておもちゃを選びます。私は3年前にこの活動に初めて参加しました。坂上さんは元々明治学院大学の学生で、1年生のフレッシュスチューデントキャンプでたまたま知り合いになりました。私が初めてボランティアに行ったときのことはよく覚えています。最初は病気の子供に接して良いのだろうかと不安に思いながら小児病棟に行きました。檻のようなベッドの中で小さな子供が泣いていました。親は面会時間ではないのでいないし、看護師達は仕事があって忙しく子供の相手は出来ないという状態だったので、とてもショックを受けました。大人が側にいるものと思っていたので、外とは違う空間なのだと感じました。実際に子供たちと遊びましたが、病気の子供も普通の子供のように遊びを欲していることがわかりました。親と離れていたり、病気などへの不安、保育園や小学校に行っていないので、他の子供や人と接する機会が少なく、外との人との関わりが薄い子供だからこそ遊びは必要だと感じました。医療の専門家でもなく、外から普通の風を運ぶボランティアの存在はこの子供達に必要だと活動を通して感じました。
国立国際医療センター遊びのボランティアは社会人も活動に参加しやすいように土曜日に活動していますが、平日に比較的時間をとりやすい学生がネットワークをつくることにより、待合室で待っている兄弟の相手や長期に入院している子供の定期的訪問など活動の幅を広げています。その過程で設立したのがおもちゃびんです。活動を通して病気の子供が置かれている状況の深刻さを改めて知ったり、入院が子供本人だけではなくその家族にまで影響を及ぼすことを感じるようになりました。小学生の女の子の姉妹と遊んだことがあります。病気の子供に母親が面会していた朝の10時から夜の7時まで一人で待合室で待っていたそうです。その姉妹と待合室で一緒に遊んだり、外に散歩に行ったり、学習を見たりしました。最初は待合室でつまらなそうにしていましたが、遊び始めると顔を輝かせていました。その様子を見て姉妹も放って置かれて寂しい思いをしていたんだな、子供の入院は姉妹に影響を与えるのだと知りました。また、個別訪問をするようになって、今までより一人の子供に関わる時間が長くなりました。年末年始も治療のために外泊できずに話し相手を求めていた中学生の女の子がいたり、短期の入院を繰り返したために、学校の勉強についていけなくなったり、学校で友達ができない小学生がいたりして、今まで見え来なかった問題が見えるようになりました。また、家の用事を済ませることが出来た、息抜きができた、子供の笑顔を見ることが出来て嬉しいなど親から感謝をされることも多くなりました。たいそうな人助けをしたように感謝をされたので、びっくりしました。私達にとってはほんの1,2時間ですが、その短い時間が親に与える影響がここまで大きいのかと嬉しい反面、親の大変さがわかりました。
私はこのボランティアを始めて3年になりますが、子供達から生きるエネルギーをもらっているような気がします。治療の過程で眼が見えなくなった子供を定期的に訪問しています。遊んでいる子供達の集中力は凄いものがあります。状況が深刻な子供ほど真面目に精一杯生きようとしているのがヒシヒシと感じられ、私も励まされます。一人の力は小さいですが、仲間がいれば、出来ることも多くなります。私も活動を通して仲間や坂上さんのような人生の先輩にも出会えました。この出会いは私にとっても意味のあるものでした。今回のように社会から応援をされているということは、経験の少ない私達学生にとってはとても心強いし、自信にもなります。これからも私達のような未熟者を温かく見守っていただきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。

寺尾かおり氏
   本当に素晴らしい賞をいただいて、ありがとうございます。自分達がやっているだけではそれで終わってしまいますが、皆様に応援いただいていることが今後の活動の原動力になると思います。本日はありがとうございました。

受賞者のボランティアグループ「おもちゃびん」より「おもちゃびんだより」が届きました。
下記をクリックしてご覧下さい。

・ 「おもちゃびんだより」第1号(2005.09.26)
・ 「おもちゃびんだより」第2号(2005.12.27)
・ 「おもちゃびんだより」第3号(2006.04.07)

◎ 第20回(平成16年度)
日 時:2004年7月16日(金)12:30〜13:30
会 場:経団連会館9階クリスタル・ルーム 

―第20回東京キワニスクラブ青少年教育賞贈呈式―

受賞団体: 国際基督教大学点訳サークル
ミドルトン・セラさん、顧問 吉野輝雄教授

授賞式

授賞式

授賞者

授賞者

○公文青少年教育委員長より選考経過報告

 青少年教育賞は青少年の健全育成のために活躍している団体または個人を表彰するものです。今回は多くの会員から多数の候補者をご推薦いただき、数回委員会を開催し、ICU(国際基督教大学)の点訳サークルを候補者として絞り込みました。
点訳はいろいろなところでやっていることですが、推薦者の一瀬会員と一緒にICUを訪問したときは、どういうところが特色かを伺うことが中心でした。
サークルが出来たのは1977年です。点訳は地味な仕事ですが、主たる仕事はICUに入学した学生に教科書や授業の資料の点訳です。最近は音声でできます。特に意義を感じたことは、地味な仕事が単なる助け合いではなく、学校として障害を持つ人が他の学生と同じような学生生活を送ることができるような活動につながっていることです。
ICUも学校として公式に視覚障害の人に受験資格を与え、現在3人の視覚障害者が学生生活を送っています。一生懸命に勉強しようという視覚障害の人達が普通の学生と同じように勉強していることは社会的にも意味のあることだと思います。学生同士の助け合いばかりでなく、対外的にもいろいろな活動もされています。例えば、視覚障害の若い母親h子供に絵本を読んであげられません。そこで絵本の点訳をして、子供に読んであげられるようにしています。
地道な活動ですが、社会的な意義があると思います。キワニスとしてもバックアップするのに値すると思いました。今日は点訳サークルを指導されている吉野先生と代表の堀内さんは来られませんが、サークルのメンバーであるミドルトン・セラさんのお二人が来られています。

○国際基督教大学点訳サークル顧問 吉野輝雄教授

 今回思いがけず青少年教育賞を受賞するというお知らせを受けて非常にびっくりすると同時に光栄に思い、喜んでおります。顧問として嬉しいのですが、この喜びは27年の歴史を持つサークルの学生達のものであると受け止めております。元ICU教授の一瀬先生のご推薦と公文委員長がわざわざICUにお越しいただき、詳細にお調べいただいた上でご推薦いただき、ありがとうございました。今日は私からICUに在学した盲学生を何人か紹介しながら、点訳サークルの歩みと特徴についてお話して、セラさんから最近の活動についてお話いただきたいと思います。
  点訳サークルは1977年に結成され、今までに7人の全盲の学生と3人の弱視の学生が在学しました。その中の3人が今も在学中です。それぞれが実に個性豊かで行動的です。視覚障害者も部員の一人であるということが今日お話したいことの中核です。部員であり、サークルの学生と一緒に活動している中で、いろいろな輪ができ、助け合う関係を越えて楽しく深い人間関係が築かれているということです。その力が大学をも変えて来ました。サークルが結成される1年前に点字を勉強する会ができました。当時はまだICUは盲人に門戸を開いていませんでしたが、勉強してICUが門戸を開くように声を上げ始めました。それに共鳴した教員の有志も動き始めて、ついに行政を動かし、1977年に点字による入試が行われました。その結果、一人が語学科に入学し、点訳サークルも正式なクラブとなりました。その学生は非常に優秀な成績で卒業し、周囲の学生のみならず、大学全体、教員、一般職員、行政部に大きなインパクトを与えました。それは目の見える人の眼を開かせたと言うことができます。具体的には盲学生が学問をする能力は一般学生と何ら変わらないことを証明したということです。その4年間の在学記録が有志によってまとめられ、その後、盲学生が勉強する上でのガイドブックになっています。彼女の在学中はICUでは永続的に受け入れをしたということではなく、試行期間という意味づけをしていましたが、4年間で見事にその課題をクリアして、当時としては珍しい明文化された受け入れ方針ができ、現在に至っています。その間の点訳サークルの存在と貢献が非常に大きく、1979年にジョン・ミルトン・ソサエティから国際賞を受賞しました。
2人目は1981年に理学科に入学して、物理学を専攻しました。大学は実験を含む科目を教えるという日本で初めての体験をしました。数式や物理の記号などをたくさん含む教科書の点訳が課題でしたが、サークルが大活躍しました。彼は宇宙開発事業団で働いています。他の大学にその後自然科学、数学を専攻したいという盲学生が出願しますが、そのときには必ずと言ってよいほどICUに問い合わせがあり、2冊にまとめられたそのときの在学記録を送ることになっています。3人目は1984年に入学した女子学生で現在トミーというおもちゃの会社で働いています。彼女は目や耳の不自由な子供達が楽しく、安全に共に遊べる玩具、共有玩具の開発に携わっています。その面での世界基準を定める委員の日本代表となっています。4人目は1989年に社会科学科に入学した男子学生です。彼の時代では点訳はこつこつ点筆でするのではなく、コンピュータが利用されるようになりました。サークルにもパソコンが置かれ、通信ネットがつくられお互いにおしゃべりや議論、連絡などがなされていました。そこで活躍したのがこの男子学生自身でした。サークルの学生も協力して、視覚障害者が大学で勉強する上での環境づくりに使命を感じて、その仕事を現在も活発に続けています。ICUにもコンピュータやソフトが揃っていますが、それらが視覚障害者が社会との情報障壁を除くための手段というように考えて活躍しています。ICUだけではなく盲人の社会的自立を支えるための整備に関わっていると言えると思います。他の視覚障害の学生について時間の関係で詳しくお話できませんが、一人はドイツで勉強中、一人はタイに行きJAICAで働いているというように非常に国際的に行動的です。
入試に関してもサークルは関わっています。ICUの入試の問題は文章量が多く、一晩泊りがけでやらなければならないほどの量です。入試点訳チームが結成されますが、それに何人かのサークルの学生が加わります。こういう社会的な責任を担う仕事も果たしています。時には他の大学の入試点訳に協力を依頼されることもあります。こんな風に大学の中での活動だけではなく、視覚障害者自身、サークルの学生達が外にも目を向けて活動しているということを私から紹介させていただきました。今回このような光栄ある賞を受けることができましたことに心から感謝申しあげます。

○ミドルトン・セラさんから受賞のことば

 本日は素晴らしい賞をいただいて大変嬉しく思います。ありがとうございます。私は国際基督教大学教養学部国際関係学科に在籍しているミドルトンと申します。点訳サークル代表の堀内はタイにボランティア活動に行っていて、今日は来られませんので、私が代わりに参りました。思いがけなくこのような場でお話させていただくことになり緊張しています。スピーチについてキワニスクラブから「日頃の苦労について」とありましたが、失礼かと思いますが、内容を変更して日ごろ私達がどんなに楽しく活動しているかをお話したいと思います。  1977年に点訳サークルが設立され、私は2年生であまり詳しくは知りませんが、現在2人の全盲の学生と1人の弱視の学生がいます。私がサークルに参加するきっかけは、代表で全盲の堀内と英語の授業で一緒になり、友人になりました。同じクラスの友人も点訳サークルに入っていたので、私も入部しました。現在の活動は1週間に1度お昼休みにミーティングをしています。これは皆と一緒にお昼を食べながら、新発売のお菓子の話題などを話たりしています。視覚障害の学生の補助としては教科書、授業の資料をスキャニングという形で点訳をしています。また朗読という方法をとることもあります。目が見えないので、ぱっと見て内容を把握することができないので、ざっと読んで内容を教えることもあります。他の大学の点訳サークルとの交流会にも参加しています。大学入試の点訳にも関わっています。現在メインの活動としては学内の施設の案内表示を点字でつくっています。案内表示は教室の番号、前のドアか後ろのドアかなどをわかりやすく表示しています。
私は直接知りませんが、過去の活動として絵本づくりをしていました。1ページ1行くらいの内容を点字にして、お母さんが上からなぞって読み聞かせられるようにしています。このような本を学校の文化祭に来た人につくってもらうと、喜ばれました。また、視覚障害者が一人でも注文できるように、学校周辺のお店のメニューの点訳のシールを貼ったり、点字のメニューをつくって書き込みをして、お店に寄付するという活動もしています。点字の図書館の見学、学生の母校であるつくば付属の盲学校の見学などもしました。昨年の文化祭では名刺に点字をつけて好評でした。今年はグリーティングカードをつくろうとの提案が出ており、楽しみでにしております。今日ここでお話するに当たり部員からぜひとも話してほしいと言われたことは、このサークルがどれほどよいコミュニティであるかということです。皆すごく楽しんで活動しています。視覚障害者と健常者という出会いではなく、一人の人間同士として、友人同士として関わりあっていることがすごく楽しいことです。代表の堀内はタイにボランティアに行っており、もう一人の全盲の学生はドイツに留学しています。とてもアクティブな学生で、私も刺激されます。視覚障害者を助けるというのではなく、私の方が学ばせてもらっています。まとまりのない話になってしまいましたが、本日はありがとうございました。

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