児童虐待防止

国際キワニスは1990年に、その活動の重点を“Young Children Priority One”(YCPO 子ども最優先)と定めました。

2004年に日本地区もこれを受けて何をなすべきかを定め、推進する組織として子ども最優先(YCPO)委員会を設置しました。

子ども最優先(YCPO)委員会は、日本地区の子ども最優先活動として「児童虐待防止」に取り組むこと、そして具体的な取り組み方針は、

  1. 子どもへの虐待に対する認識を深める。
  2. その上で各クラブが自主的に具体的行動内容を定め実施する。
  3. 近隣クラブと連携のもとに行なうことを通じ、日本地区全体の運動につなげること。

です。

これらを受けて全国のクラブで、それまでの活動との関連、行政官庁の動き、他クラブの経験などを考慮して様々な子ども達のための奉仕活動を行っています。「子ども最優先」の考えが国民すべてに行きわたるのが目標です。

児童虐待防止活動

2015年度に虐待を受けたとして、全国の警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもの数が3万7020人で、前年より28%増え統計を取り始めた2004年から11年連続で増加し、過去最多でした。

キワニスクラブは子どもへの虐待に対する関心を高め、虐待そのものをなくすことを目指しておりますが、通報や相談を増やすことも大事であり、そのための啓蒙活動を推進しております。

主なものではありますが、全国各地のクラブの児童虐待防止活動に関連するものを紹介します。

クラブ日付活動
東京2015/06/30学士会館精養軒とともに「子ども食堂」を開催、MXテレビ、毎日新聞の取材を受けた。
2014/10/26 オレンジリボンたすきリレーに協賛、会員、家族9名が応援、チラシ配りをしました。
名古屋 2015/07/11 第18回「なごや子育てフォーラム」に協賛活動。
大阪
「KIWANIS CAR」の贈呈。車両を増やすことにより児童虐待の未然防止のサポートをしております。
横浜 2015/07/22 「オレンジリボン・モニュメント」デザインコンテスト。
高松
高松市子育て支援課とタイアップして、オレンジリボンキャンペーンに参加。
福岡
「子どもの村福岡」の団体支援会員として協力。(親の病気や育児放棄、虐待などで家族と暮らせない子ども達に新しい家族をつくり地域とともに育てる日本初の施設です。)
埼玉 2014/12/24 児童養護施設雀幸園クリスマス会(熊谷市)。
西宮 2014/06/20 支援金贈呈式。6団体(水上隣保館、ヨハネ会、あぜくら福祉会、三光塾、チャイケモ、クリニクラウン)に各10万円ずつ贈呈。
金沢
児童虐待防止啓発の街頭キャンペーン、金沢駅、武蔵が辻&兼六園までのウォーキングによる児童虐待防止啓発チラシ及び啓発グッズの配付。
鹿児島
オレンジリボン街頭キャンペーン。鹿児島の繁華街天文館にて児童虐待がなくなることを願って胸にオレンジリボンをつけてリボンツリーの作成をお願いし、広報活動に努めた。
芦屋 2014/12/26 児童養護施設「三光塾」のクリスマス会に参加。
大分
児童虐待防止啓蒙活動、大分の子ども達の笑顔をささえて参ります。
千代田2015/01/20 養護施設訪問 救世軍機恵子寮。養護施設の子ども達の支援を続けています。

3人の学生に、生活支援金、月・一人当たり3万円を送っております。
宮崎
「みやざき子どもほほえみ基金」。1年がかりで整備議論を行い、11月には基金設立の発足式を迎えました。