2017/01/30 埼玉キワニスクラブ 子ども「能」体験教室

 さいたま市大宮では、2000年以上の歴史があると言われる武蔵一宮氷川神社の境内の能舞台で毎年『大宮薪能』が行われる。それは、観るものを幽玄の世界に誘う事から国内屈指の薪能と言われている。その氷川神社のお膝もとの子どもたちに、「能」を体験して理解を深め、日本伝統文化に興味を持ってもらおうと、埼玉キワニスクラブが、子ども「能」体験教室を開催した
文化庁の支援を得て、講師に観世流シテ方能楽師橋岡佐喜男氏(東京、千葉クラブ会員)を招き、さいたま市立大宮東小学校において3日間に渡り行った。
一日目の2017年1月21日、6年生約140人が能の歴史や能舞台についての話を聴いた。
そして、自薦で選ばれた男女児童10人が、21日の午後、25日の2日間、稽古の時から着物、袴を身に付けて、能の中でも有名な演目「高砂」の指導を受けた。
1月30日に、6年生や保護者を招いてお披露目会を実施した。
お披露目会では、着物と袴を身に着けた男女児童10人が、「すり足」と言う独特の所作、舞、謡いで能「高砂」を披露し、見ている人たちを魅了した。
 講師の橋岡氏は、「埼玉では初めて指導したが、子ども達は意欲があり、覚えも早かった。これからは、特技の欄に「能」と書いてほしい。」と児童の頑張りを大いに評価した。
能を披露した児童は、「初めての体験だったけど、緊張せずできた。全員の動きが一体となったときに達成感があった。」と話し、笑顔が、輝いていた。
朝日新聞、埼玉新聞、テレビ埼玉、JCOM、ヤフーニュースに報道された。